そもそも魚は匂いを感じるの?
そもそも魚は匂いを感じるのでしょうか?
というか、魚に鼻ってありましたっけ?
魚というと口があって目があってエラがあってヒレがあって……という感じで、鼻のイメージはないですよね。
ただ、実は魚にも鼻はあるんです!
魚の顔を正面から見てみると、口の上に小さな穴が開いているんです。
しかも、左右にひとつずつ。
これが私たちで言うところの鼻の穴にあたりになります。
私たちは鼻から空気を吸ったり吐いたりして呼吸をしていますし、その中で匂いを感じ取ったりしています。
ですが、魚の鼻の穴というのは呼吸には関係していません。
あくまでも匂いを感じ取るための器官という感じです。
魚の鼻の穴はトンネルようになっていて、そこを水が通るときに匂いを感じるわけです。
でも、人間にしてみると水の中で匂いを感じると言われてもあんまりピンと来ないですよね。
魚にとっての水が人間にとっての空気だと考えるとちょっとわかりやすいかもしれません。
人間が空気中に漂っている匂いを感じるように、魚は水中に溶け込んでいる匂いを感じるのです。
水溶性の匂い物質であれば基本的に魚はそれを敏感に感じ取ります。
人間が感じないような匂い物質でも、水に溶けるものなら魚はバッチリ感じ取っちゃうわけです。
魚はすごいですよね。
魚はいろいろな匂いを感じて、食べるものを探しに行ったり、仲間を探してパートナーを見つけたりしているんです。
魚が寄ってくる匂いってあるの?
魚にも鼻の穴があって、そこで匂いを感じているということがわかりましたね。
では、どんな匂いであれば魚は寄ってくるのでしょうか?
最近ではテレビ番組などで深海魚を釣る系の企画が増えていますし、その中では強烈な匂いの餌を使うことが多いですよね。
こういった影響で、「くさければくさいほどいい!」と勘違いしている人も少なくないんですが、実はくさければいいってもんじゃないんです。
くさけりゃいいってなってくると激臭の靴下とかでも釣れちゃうことになりますからね。
ポイントとなってくるのは、ズバリ「アミノ酸」なんです。
ただ、アミノ酸であれば何でもOKというわけではありません。
魚は水溶性の匂い成分を100種類ほど嗅ぎ分けられると言われているので、アミノ酸でも魚に響くアミノ酸じゃないといけないんです。
アミノ酸にもいろいろなものがあるのですが、その中でも強く反応すると言われているのがグルタミンやアラニン、プロリンといったものです。
まぁ、名前だけ挙げられてもいまいちピンと来ないですよね。
匂いで魚を寄せ付けるなら、鰹節とかイカの塩辛とか酒かすとかが良いんです。
意外に思われるかもしれませんが、こういう匂いがする物は魚の反応も違ってくるんです。
魚を釣るなら匂いで引き寄せよう!
今はキャンプやアウトドアなどいろいろな楽しみがありますが、その中でも釣りというのは定番の趣味ですよね。
ひとりでも複数人でも楽しめる趣味なのですが、やはり釣りというのは魚が釣れてこそより楽しみが増すものです。
一般的に釣りというと派手なルアーやその動きで魚をおびき寄せるというイメージがあるかもしれませんが、匂いというアプローチを知っておくと大漁で帰れることもあります。
実際に何度も経験したことなんですが、ワームという擬似餌を使って釣りをしていたのですが、
匂いがしないワームでは釣れなかったのに、匂い付きのワームに変えた途端に魚が釣れだして沢山の魚を釣ることができたのです。
魚を沢山釣ることができた匂い付きのワームについては他の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
先でもいくつかピックアップしましたが、身近な食材を釣りの餌にすることもできます。
できるんですが、その際にはやはり環境というものを少しでも意識してもらえると嬉しいですね。
できるだけ自然由来のもので、海の中に入れても海の中に還っていくようなものが理想です。
人間が釣りを楽しみたいからといって、海を汚してしまうのはNGです。
食べるために釣るのであればその日自分が食べる分だけを、
食べることが目的ではないならキャッチアンドリリースを心がけるのはもちろん、
海を汚さないことを大前提に釣りを楽しむようにしたいですね。
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